小児矯正について
当院では小児矯正に
特に力を入れています
成人にはない「成長」という特別な変化は、矯正治療ではとても重要です。
歯並びが悪く、上下の歯が不適切に噛み合ってしまうと、そこでロックがかかってしまう状態となり、顎の成長が阻害されてしまいます。また、発音や嚥下(飲み込むこと)の際の舌の不自然な動きを放置すると、顎の成長や歯並びに大きな影響を与えることもあります。成人になってからでは成長は見込めず、舌の運動をトレーニングによって変えることは容易ではありません。
小児矯正にて正常な顎の成長を促し、きれいなバランスを獲得することが目的です。
当院では、約7~9歳の混合歯列期(乳歯と永久歯の交換期)に、透明なマウスピースを使用したマウスピース矯正が可能です。 透明なため目立ちにくい他にも、取り外しができるため普段と変わらず食事や歯磨きを行うことができたり、遊んでいるときやスポーツの際のケガのリスクを抑えたりすることが可能です。また、違和感も少ない特長があります。ただし、1日20~22時間ほど装置を装着しておかなければならないので、お子さんの協力も必要になってきます。
歯並びが悪い
前歯が出ている
下顎が出ている
すきっ歯
噛み合わせの
ズレ
噛み合わせが
深い
前歯が
噛み合わない
小児矯正のメリット
抑えることができる
歯並びが整い、毎日の歯磨きが容易になることで、むし歯の予防につながります。
歯並びが整うことで口元のコンプレックスが解消されます。自信をもって笑うことができたり、会話したりすることができます。また、顔のバランスも整い、発音が明瞭になります。
抑えることができる
成長中の子どもであれば、顎をコントロールして歯並びを整えることができるため、将来的に抜歯をせずに歯を並ばせることができます。またバランスを整えることで、その後の成人矯正の治療期間を短縮することができます。
治療について
対応した装置があります
顎の様子や歯並びに合わせて適切な装置のご提案・アドバイスをいたします。
(3歳~)
主に食べたり飲んだり、呼吸、舌・唇の位置などの改善を目的としたトレーニング(MFT)を行います。
- プレオルソ
- 筋機能トレーニング
(7歳前後)
乳歯と永久歯の両方が生えている混合歯列期に行う治療です。
- 【固定式装置】拡大装置(クワドヘリックスなど)
- 【可撤式装置】インビザラインファースト
- 【可撤式装置】拡大プレート
(12歳~)
永久歯が生えそろった永久歯列期に行う治療です。
- 表側矯正
- 裏側矯正
- マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)
症例紹介
Before
After
主訴 | 口が閉じられない |
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治療内容 | 機能的矯正装置にて治療 |
治療計画 | ・わずかな成長余力に期待して機能的矯正装置による下顎の前方成長促進を行う。 ・機能的矯正装置使用前に上顎前歯部の叢生をセクショナルワイヤーにて改善。 ・機能的矯正装置の効果が表れない場合には成人矯正にて抜歯を伴う治療を検討する。 |
抜歯の有無 | Ⅱ期治療にて非抜歯治療を予定 |
費用 | 480,000円 ※処置料4,400円/月 |
期間 | 1年 |
リスク・副作用 | ・歯が動く痛みや矯正器具が当たることによる痛み。 ・歯の神経が死んでしまうことがある(歯髄壊死)。 ・歯の根が短くなることがある(歯根吸収)。 ・歯肉が下がってしまうことがある(歯肉退縮)。 ・リテーナーを正しく使用しないと歯並びの後戻りが生じてしまうことがある(後戻り)。 ・治療後に親知らずが生えて、デコボコが生じる可能性がある。 その場合、再治療などが必要になることがある。 |
Before
After
主訴 | 噛み合わせが反対となっていてかかりつけ医から指摘された |
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治療内容 | 小児矯正治療 |
治療計画 | ・顎外装置の上顎骨前方牽引装置と咬合挙上を伴うセクショナルワイヤーを併用して反対咬合を改善。 ・遺伝性の下顎前突の疑いがあることから今後の成長評価を慎重に行う。 |
抜歯の有無 | 成長評価を慎重に行い、抜歯を決定する必要がある。 |
費用 | 480,000円 ※処置料4,400円/月 |
期間 | 2年4ヶ月 |
リスク・副作用 | ・歯が動く痛みや矯正器具が当たることによる痛み。 ・歯の神経が死んでしまうことがある(歯髄壊死)。 ・歯の根が短くなることがある(歯根吸収)。 ・歯肉が下がってしまうことがある(歯肉退縮)。 ・リテーナーを正しく使用しないと歯並びの後戻りが生じてしまうことがある(後戻り)。 ・治療後に親知らずが生えて、デコボコが生じる可能性がある。 その場合、再治療などが必要になることがある。 |
Before
After
主訴 | 出っ歯で口が閉じられない |
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治療内容 | 小児矯正治療 |
治療計画 | ・固定式拡大装置を使用。 ・セクショナルワイヤーを使用。 ・機能的矯正装置を使用。 |
抜歯の有無 | 非抜歯 |
費用 | 480,000円 ※処置料4,400円/月 |
期間 | 2年 |
リスク・副作用 | ・歯が動く痛みや矯正器具が当たることによる痛み。 ・歯の神経が死んでしまうことがある(歯髄壊死)。 ・歯の根が短くなることがある(歯根吸収)。 ・歯肉が下がってしまうことがある(歯肉退縮)。 ・リテーナーを正しく使用しないと歯並びの後戻りが生じてしまうことがある(後戻り)。 ・治療後に親知らずが生えて、デコボコが生じる可能性がある。 その場合、再治療などが必要になることがある。 |
費用
相談料 | 3,300円 |
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診断料・精密検査料 | 45,000円 |
治療費 | 440,000円~480,000円 |
小児矯正からの移行 ※I期から移行の場合 |
通常の治療費から45%割引 |
処置料 | 4,400円 |
フッ素塗布・トレーニング装置・経過観察 | 1,100円 |
外科処置 | 5,000円~30,000円 |
トータルフィー制度を採用しております。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置 (インビザラインファースト) |
520,000円~600,000円 |
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処置料 | 0円 |
インビザラインファーストと従来装置を組み合わせた治療 (片顎が従来の装置、片顎がインビザラインファースト) |
520,000円~600,000円 |
処置料 | 2,000円 |
・インビザラインファースト
以下のような難症例の場合にインビザラインファーストの治療を希望される場合、難症例加算(33,000円/税込)を請求いたします。
(ア)インビザラインファーストを使用する顎骨の埋伏歯を開窓・牽引する必要がある場合
※アライナーを正しく使用していなかった場合、当院で作製するインビジブルリテーナーを作製する際などは装置費用が生じることがあります。