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叢生

叢生とは

叢生(そうせい)とは、歯並びがデコボコの状態のことを指します。八重歯も叢生に分類されます。矯正治療を希望する方の悩みの中で最も多いのが、この叢生です。見た目の問題もありますが、機能的な問題もあります。

叢生の原因

日本人は顎(あご)が小さい方が多いです。また、食生活の変化により、昔よりも顎が小さくなってきています。一方、歯の大きさは変わっていません。顎が小さく、歯が大きいと収まりきりませんので、結果として歯がデコボコに配列してしまいます。

叢生による弊害・放置するリスク

叢生(crowding)は、歯の数や大きさと顎骨の大きさとの不均衡によって、歯が正常な位置に並ぶスペースが不足し、歯が互いに重なって生えることを指します。叢生による弊害や、それを放置することのリスクは以下のとおりです:

  1. 歯周病のリスク増加

    • 叢生している歯は、ブラッシングやフロスを使った歯間のクリーニングが困難になるため、歯垢や歯石がたまりやすくなります。
    • これが歯周病の原因となり、進行すると歯の骨が失われ、最終的には歯の喪失につながる可能性があります。
  2. むし歯のリスク増加

    • 叢生により歯の清掃が難しくなると、むし歯のリスクも増加します。
  3. 咬合の問題

    • 歯が正しい位置にないため、咬み合わせに問題が生じることがあります。これが顎関節症や筋肉の痛みの原因となることもあります。
  4. 摩耗や欠損

    • 正しく咬み合わせていない歯は、摩耗や欠損が起こりやすくなります。
  5. 審美的な問題

    • 叢生は歯並びの美しさを損なうため、自己意識や自信の低下を引き起こす可能性があります。
  6. 発音の問題

    • 歯並びが大きく乱れている場合、発音に影響が出ることがあります。
  7. 治療の困難性

    • 叢生が進行すると、将来的に正常な咬合や歯並びを取り戻すための治療がより複雑・困難になる可能性があります。

放置された叢生は、上記のような多くの問題を引き起こす可能性があります。叢生の程度や原因、患者の年齢などに応じて、矯正歯科治療を検討することが推奨されます。

叢生の治療

叢生(crowding)の治療は主に矯正歯科によって行われます。叢生の程度、患者の年齢や歯の健康状態、治療の目的に応じて、さまざまな治療法が選択されます。

以下は、叢生の治療の一般的な方法と手順を示しています:

  1. 初期診査

    • 歯の状態、叢生の程度、咬合などを評価します。
    • X線や口腔内の3Dスキャンを使用して、詳細な情報を収集することが多いです。
  2. 治療計画の立案

    • 叢生の原因や程度、患者の要望や状態に応じて、最適な治療方法や手順を計画します。
  3. 歯の抜歯

    • 重度の叢生の場合、スペースを確保するために一部の永久歯を抜歯することが選択される場合があります。
  4. 矯正装置の装着

    • マルチブラケット(ワイヤー矯正):最も一般的な矯正装置で、金属やセラミックのブラケットを歯に固定し、ワイヤーで歯を動かします。
    • クリアアライナー:透明なプラスチック製のトレイを使用して歯を少しずつ動かします。Invisalignなどのブランドがあります。
    • リンガルブラケット:歯の裏側に装着するブラケットで、見た目上の問題を少なくします。
  5. 継続的なフォローアップ

    • 定期的に矯正歯科医に訪れ、装置の調整や進行状況の確認を行います。
  6. 治療終了後の保定期間

    • 矯正治療が完了したら、新しい位置を保つために保定装置を使用します。これには、保定ワイヤーやリムーバブル(取り外し可能)の保定装置などがあります。