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開咬の矯正治療はどれくらいかかる?期間の目安と長くなるケース

開咬の矯正治療にかかる期間の目安

開咬の矯正治療を検討されている方にとって、治療期間は大きな関心事の一つではないでしょうか。矯正治療は一定の期間をかけて歯並びや噛み合わせを整えていく治療であるため、事前に目安を知っておくことは大切です。

開咬の矯正治療期間は、不正咬合の状態や治療方法によって異なるとされています。一般的には、マウスピース型矯正装置やワイヤー矯正を用いた場合、2〜3年程度が目安とされることが多いとされています。ただし、この期間はあくまで平均的な目安であり、症状の程度や骨格の状態などによって前後することがあります。

開咬とは、奥歯は噛み合っているものの前歯に隙間ができ、上下の前歯が接触しない状態を指します。この状態では、食べ物を前歯で噛み切りにくいと感じることがあるほか、発音や滑舌に影響が出る場合もあるとされています。

治療期間が長くなる理由の一つとして、開咬が他の不正咬合(叢生や上顎前突など)と複合していることが多い点が挙げられます。また、歯の移動だけでなく、舌の癖や口呼吸などの習慣の改善も並行して行う必要があるため、治療が長期化するケースもあります。

成人の矯正治療では、成長期の子どもに比べて歯の移動に時間がかかる傾向があるとされています。これは、成人では骨の成長が終了しており、歯の移動がゆるやかになる場合があるためです。

 

開咬を矯正すると顔は変わる?変化が出る人・出ない人の判断基準

開咬を矯正することで顔の印象が変わることがありますが、その変化の程度は原因や骨格によって異なります。本記事では、顔の変化が出やすいケースと出にくいケースの違いや、判断のポイントについてわかりやすく解説します。

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開咬の矯正治療が長引くケースとは

開咬の矯正治療では、計画通りに治療が進むケースが多い一方で、予定より期間が延びる場合もあります。

治療期間が延びる主な要因の一つとして、悪癖の改善が十分に進まないことが挙げられます。開咬の原因となる習慣が続いている場合、歯を動かしても元の位置に戻ろうとする力が働くことがあります。

悪癖が改善されない場合

幼少期からの指しゃぶり、舌で前歯を押す癖、下唇を噛む癖などは、長年続いている習慣であるため改善に時間がかかる場合があります。こうした癖が続くと、歯並びに影響を与える可能性があり、治療期間が延びることもあります。

特に、舌突出癖や異常嚥下癖は開咬と関連することが多いとされています。無意識に舌で前歯を押してしまう癖があると、矯正装置によって歯を動かしても舌の力によって歯が押し戻されることがあります。

骨格性開咬の場合

開咬には、歯の位置や傾きが原因の歯性開咬と、顎の骨格が関係する骨格性開咬があります。

骨格性開咬の場合、通常の矯正治療だけでは十分な改善が難しいことがあり、外科的矯正治療が検討される場合があります。このようなケースでは、術前矯正や術後矯正が必要になるため、治療期間が長くなる傾向があります。

装置の装着時間が守られない場合

マウスピース型矯正装置を使用する場合、装置の装着時間は治療の進行に関係します。一般的には1日20時間以上の装着が推奨されることが多いとされています。

装着時間が不足すると、歯の移動が計画通りに進みにくくなる場合があります。その結果、治療期間が延びることもあるため、装着時間を守ることが大切です。

開咬の種類と治療期間への影響

開咬にはいくつかの種類があり、それぞれ原因や治療方法が異なります。そのため、開咬の種類によって治療期間にも違いが出ることがあります。

歯性開咬の治療期間

歯性開咬は、歯の向きや位置が原因となって生じる開咬です。幼少期の指吸い、舌の癖、口呼吸などが影響することがあります。

歯性開咬は、矯正治療によって改善が期待できる場合があり、比較的治療期間が短い傾向があります。ただし、悪癖の改善も重要な要素となるため、筋機能療法(MFT)を併用することがあります。

筋機能療法では、舌や口周囲の筋肉の使い方を整えるトレーニングを行います。こうしたトレーニングを継続することで、歯並びの安定につながる可能性があります。

骨格性開咬の治療期間

骨格性開咬は、顎の骨格のバランスに関係する開咬です。遺伝的要因などが影響することもあります。

軽度の場合は通常の矯正治療で対応できることもありますが、骨格的なズレが大きい場合には外科的矯正治療が検討されることがあります。

外科的矯正治療では、術前矯正・手術・術後矯正の3つの段階で治療が進められることが一般的です。この場合、全体の治療期間が3年以上になることもあります。

 

開咬を放置するとどうなる?噛み合わせへの影響と矯正の注意点

開咬を放置すると、食事や発音への影響だけでなく、歯や顎関節への負担が増す可能性があります。本記事では、開咬によるリスクや、矯正治療を検討する際の注意点についてわかりやすく解説します。

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治療期間を短縮するために患者さんができること

矯正治療の期間には個人差がありますが、患者さん自身の協力によって治療がスムーズに進むことがあります。

装置の装着時間を厳守する

マウスピース型矯正装置を使用している場合は、指定された装着時間を守ることが重要です。食事や歯磨きの時間以外は装置を装着する習慣をつけることで、歯の移動が計画通りに進みやすくなるとされています。

悪習癖の改善に取り組む

舌で前歯を押す癖や口呼吸などの習慣は、歯並びに影響を与えることがあります。筋機能療法(MFT)などのトレーニングを取り入れながら、日常生活の中で癖を改善することが望ましいとされています。

定期的な通院を欠かさない

矯正治療では定期的な通院が必要です。定期的なチェックによって歯の動きを確認し、必要に応じて調整を行うことで治療をスムーズに進める可能性があります。

口腔内の衛生管理を徹底する

矯正装置を装着していると、虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。虫歯や歯周病が生じると、矯正治療を一時中断する必要が出る場合もあります。

毎食後の歯磨きやフロスの使用など、口腔内の清掃を丁寧に行うことが重要です。

保定期間の重要性と期間の目安

矯正治療は、装置を外した時点で完全に終了するわけではありません。

歯並びが整った後は、**リテーナー(保定装置)**を使用して歯並びを安定させる期間が必要になります。この保定期間は、矯正治療の結果を維持するうえで重要な段階とされています。

保定期間が必要な理由

矯正治療によって移動した歯は、すぐには安定した状態にならないことがあります。周囲の組織が新しい歯の位置に適応するまでには、一定の時間が必要とされています。

そのため、リテーナーを装着することで歯並びを安定させ、後戻りを防ぐことが重要になります。

保定期間の目安

保定期間の考え方は歯科医師によって異なることがありますが、一般的には1年から2年程度が目安とされています。

保定期間中の注意点

保定期間中も定期的な通院が必要です。リテーナーの状態や歯並びの変化を確認することで、問題があった場合に早めに対応することができます。

また、リテーナーの清掃を怠ると口腔内の衛生状態に影響することがあるため、適切に管理することが大切です。

外科的矯正治療が必要なケースと期間

開咬の程度が重度の場合や、歯の位置だけではなく顎の骨格のバランスに原因がある場合には、外科的矯正治療が検討されることがあります。

通常の矯正治療では歯の位置を動かすことで噛み合わせを整えていきますが、骨格的なズレが大きい場合には、歯の移動だけでは十分な改善が難しいケースもあります。そのため、顎の骨の位置を整える手術と矯正治療を組み合わせた方法が選択されることがあります。

外科的矯正治療の対象

顎の骨格のバランスに大きなズレがある場合、手術を併用した矯正治療が検討されることがあります。このような状態は顎変形症と診断されることがあります。

例えば、下顎の成長が強く前方に出ている場合や、上下の顎の位置関係に大きな差がある場合などは、骨格的な問題が原因となっていることがあります。このようなケースでは、矯正治療のみでは噛み合わせや顔のバランスを十分に改善することが難しい場合があるため、外科的矯正治療が選択されることがあります。

外科的矯正治療の流れと期間

外科的矯正治療では、まず術前矯正を行い、歯並びを整えて手術に適した状態を作ります。その後、顎の骨の位置を調整する手術が行われ、さらに術後矯正によって噛み合わせの微調整を行います。

このように複数の段階を経て治療が進められるため、通常の矯正治療よりも期間が長くなる傾向があります。術前矯正に1〜2年程度、術後矯正に半年から1年程度かかることもあり、全体の治療期間は2年から3年以上になることがあります。ただし、症状の程度や治療計画によって期間には個人差があります。

外科的矯正治療と保険適用

顎変形症と診断され、外科的矯正治療が必要と判断された場合には、健康保険が適用されるケースがあります

ただし、保険適用となるためには、厚生労働省が定めた施設基準を満たす医療機関で治療を受ける必要があります。また、矯正歯科と口腔外科が連携して治療を行うことが一般的です。

保険適用の可否や治療内容については、歯科医師による診断や検査を受けたうえで説明を受けることが大切です。

開咬の矯正治療で注意すべきリスクと対策

矯正治療は歯並びや噛み合わせを整えることを目的とした治療ですが、治療の過程ではいくつかのリスクが伴うこともあります。ただし、これらのリスクは適切な診断や管理、患者さん自身のセルフケアによって軽減できる場合もあります。治療を始める前にどのような可能性があるのかを理解しておくことで、安心して矯正治療に取り組みやすくなるでしょう。

後戻りのリスク

開咬は舌の癖や口呼吸などの生活習慣の影響を受けることがあるとされています。そのため、矯正治療によって歯並びを整えても、原因となる習慣が改善されない場合には歯並びが元の位置に戻ろうとする可能性があります。

このような後戻りを防ぐためには、矯正治療後にリテーナー(保定装置)を使用して歯並びを安定させる期間が必要になります。また、舌の使い方や口周りの筋肉のバランスを整えるトレーニング(筋機能療法)などを併用することが検討される場合もあります。

歯の移動に伴う違和感や痛み

矯正装置の調整後には、歯の移動に伴う違和感や軽い痛みを感じることがあります。これは歯が少しずつ動いている過程で起こる反応の一つとされています。

多くの場合は数日程度で落ち着くことが多いとされていますが、痛みの感じ方には個人差があります。食事を柔らかいものにする、無理に硬い食べ物を噛まないなどの工夫をすることで、違和感を軽減できる場合もあります。痛みが長く続く場合や強い痛みを感じる場合には、歯科医師に相談することが大切です。

虫歯や歯周病のリスク

矯正装置を装着していると、歯と装置の周囲に食べかすや歯垢が溜まりやすくなることがあります。そのため、普段よりも丁寧な口腔ケアが必要になります。

歯磨きが不十分な状態が続くと、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。矯正用の歯ブラシやワンタフトブラシ、歯間ブラシなどを併用しながら清掃を行うことで、口腔内を清潔に保ちやすくなります。また、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも予防につながるとされています。

歯根吸収のリスク

矯正治療では歯を顎の骨の中で少しずつ移動させるため、まれに歯根の先端が短くなる「歯根吸収」が起こることがあります。多くの場合は軽度で、日常生活に大きな影響が出ることは少ないとされています。

ただし、状態によっては歯科医師がレントゲン検査などを行いながら慎重に経過を確認することがあります。定期的な検査によって歯や骨の状態を確認しながら治療を進めることで、リスクを把握しながら矯正治療を進めることが可能になります。

まとめ:開咬の矯正治療期間を理解して前向きに取り組もう

開咬の矯正治療期間は、一般的に2年から3年程度が目安とされていますが、症状や治療方法によって個人差があります。

治療期間に影響する要因として、悪癖の改善状況や骨格の状態、装置の装着時間などが挙げられます。患者さん自身の協力によって、治療がスムーズに進む場合もあります。

また、矯正装置を外した後の保定期間も重要な段階です。リテーナーを適切に使用することで、整えた歯並びを維持しやすくなるとされています。

開咬の矯正治療について不安や疑問がある場合は、歯科医院で相談し、現在の状態や治療の選択肢について説明を受けることが大切です。

ニッコリ矯正歯科クリニックでは、開咬をはじめとしたさまざまな不正咬合のご相談に対応しています。歯並びや噛み合わせが気になる方は、お気軽にご相談ください。

著者情報

ニッコリ矯正歯科クリニック 院長  小林 弘史


略歴

2002年03月 駿台甲府高等学校 卒業

2008年03月 東京歯科大学歯学部 卒業

2008年04月 同大学 臨床研修歯科医師

2009年03月 同大学 臨床研修歯科医師 修了

2009年04月 同大学 歯科矯正学講座 Post Graduate Course 入局

2010年04月 同大学 大学院 入学(歯科矯正学講座)

2012年03月 同大学 歯科矯正学講座 Post Graduate Course 修了

2014年03月 同大学 大学院 卒業(歯科矯正学講座)

         赤坂まつの矯正歯科にて舌側矯正を研鑽

         東京歯科大学 矯正歯科学講座 勤務

2016年04月 同大学 矯正歯科学講座 臨床講師

2018年05月 ニッコリ矯正歯科クリニック 開院