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ワイヤー矯正のメリット・デメリット

歯並びが悪いと、見た目だけでなく、噛み合わせや口腔内の健康にも影響を及ぼします。
そのため、多くの人が矯正治療を検討しますが、矯正方法にはさまざまな選択肢があります。

今回は、ワイヤー矯正のメリットとデメリットについて詳しくご紹介します。

ワイヤー矯正とは?

ワイヤー矯正は、歯の表面に小さなブラケットと呼ばれる金属やセラミックの装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を徐々に動かす治療方法です。
ワイヤーは、患者さんの歯の動きに合わせて調整され、治療が進むにつれて少しずつ歯並びを改善していきます。

当院のワイヤー矯正についてはこちらをご覧ください。
https://nsk-kyousei.jp/lip/

ワイヤー矯正のメリット

1. 精密な治療が可能

ワイヤー矯正の最大のメリットは、歯並びや噛み合わせの細かな調整ができる点です。
ワイヤーとブラケットの構造は非常に精密で、歯の一部分だけを動かすことができるため、より正確な治療が可能です。
特に、重度の歯列不正や顎の問題がある場合、ワイヤー矯正は非常に効果的です。

2. 重度の不正にも対応できる

マウスピース型矯正装置などの他の治療法では改善が難しい場合でも、ワイヤー矯正は効果を発揮します。
例えば、歯が極端にずれている、前歯が大きく突出している、噛み合わせが大きくずれているなどの重度な不正に対しても、ワイヤー矯正はしっかりと対応できます。

3. 治療計画に柔軟性がある

ワイヤー矯正では、治療中にワイヤーを何度も調整することができるため、患者さんの進行状況に応じた柔軟な治療が可能です。
これにより、個別の歯並びに合わせた最適なアプローチを取ることができます。

ワイヤー矯正のデメリット

1. 見た目が目立つ

ワイヤー矯正の最も大きなデメリットは、その見た目の目立ち具合です。
ブラケットとワイヤーが歯の表面に装着されるため、笑ったときや話しているときに目立ちます。
当院では、金属もしくはセラミックのブラケットを選べますが、それでも完全に目立たなくすることは難しいです。

2. 痛みや不快感がある

ワイヤー矯正は、治療開始直後やワイヤーの調整後に痛みや不快感を伴うことがあります。
特に、ワイヤーやブラケットが頬や唇に当たって口内炎を引き起こすことがあるため、初めて矯正を行う方には不安を感じることが多いです。
また、装置が口の中で引っかかることもあり、食事や会話に少し不便を感じる場合もあります。

3. 食事や歯磨きが不便

ワイヤー矯正中は、食事をする際に食べ物が装置に挟まりやすくなります。
そのため、食後にはしっかりと歯磨きをすることが大切です。
また、ブラケットやワイヤーの隙間に食べかすが残りやすく、虫歯のリスクも高くなるため、特に丁寧な歯磨きが求められます。
専用の歯ブラシやフロスを使うことが推奨され、普段より歯磨きに時間がかかってしまうことがデメリットとなります。

4. 通院の頻度が高い

ワイヤー矯正は、一ヵ月に一度程度来院していただきワイヤーを調整する必要があります。
忙しい方や遠方に住んでいる方にとっては、通院が負担になることがあります。

まとめ


ワイヤー矯正は、精密で安定した治療が可能で、特に重度の歯列不正に効果的な矯正方法です。
しかし、見た目が目立つことや、食事や歯磨きが不便であることなどのデメリットも存在します。
自分の生活スタイルや矯正に対する希望に合わせて、治療方法を選ぶことが大切です。

治療にかかる期間や費用、通院の頻度などについては、事前に歯科医師としっかりと相談し、自分に最適な方法を見つけることが重要です。