矯正治療を始めてから、「前より噛みにくい」「奥歯が当たりにくい」「食べづらい」と感じる方は少なくありません。
特にマウスピース矯正やワイヤー矯正では、歯が動いている途中のため、一時的にかみ合わせが変化することがあります。
今回は、矯正治療中に噛みにくくなる理由や注意点について、分かりやすくご説明します。
矯正中に噛みにくくなる理由
① 歯が動いている途中だから
矯正治療では、少しずつ歯を理想的な位置へ動かしていきます。
その過程では、一時的に上下の歯の当たり方が変わるため、「以前より噛みにくい」と感じることがあります。
特に、
- 前歯だけ当たる
- 奥歯が浮いた感じがする
- 左右で噛みやすさが違う
といった変化は、歯が動いている途中によくみられます。
② マウスピースの厚みやアタッチメントの影響
マウスピース矯正では、装置自体に厚みがあるため、装着直後は違和感や噛みにくさを感じやすくなります。
また、アタッチメントの位置によっても、ある程度歯が動くまで違和感や噛みにくさを感じること
ただし、多くの場合は数日〜1週間程度で慣れてくることがほとんどです。

③ 咬み合わせを整えている段階
矯正治療では、最終的にきれいな歯並び・安定したかみ合わせを目指して治療を進めます。
そのため治療途中では、あえて一時的に噛み合わせが変化することがあります。
ゴールに向かう途中段階なので、ずっと噛みにくい状態が続くわけではありません。

こんな症状がある時はご相談ください
以下のような症状がある場合は、装置の調整が必要なことがあります。
- 強い痛みが続く
- 全く噛めない
- マウスピースが浮いている
- 片側だけ強く当たる
- 顎が痛い
- 外れそうな装置がある
無理に我慢せず、気になる症状は早めに歯科医院へご相談ください。
よくある質問
Q. 噛みにくいのは治療が失敗しているからですか?
A. 必ずしも失敗ではありません。
矯正治療中は歯が動くことで、一時的に噛み合わせが変化することがあります。多くは治療過程で起こる正常な変化です。
Q. どのくらいで慣れますか?
A. 個人差はありますが、数日〜2週間ほどで慣れる方が多いです。
新しいマウスピースへ交換した直後や調整後は、一時的に違和感が出やすくなります。
Q. 硬いものを食べても大丈夫ですか?
A. 強い違和感や痛みがある時は、無理をせず柔らかい食事がおすすめです。
慣れてきたら徐々に普段通りのお食事へ戻していきましょう。
Q. 奥歯が当たらない感じがあります
A. 矯正中によくある症状のひとつです。
特にマウスピース矯正では、一時的に奥歯の当たり方が変化することがあります。
経過観察で改善する場合も多いため、定期チェックで確認していきます。
まとめ
矯正治療中の「噛みにくさ」は、歯が動いている過程で起こる一時的な変化であることが多いです。
ただし、強い痛みや極端な噛みづらさがある場合は、装置の調整が必要なこともあります。
不安な症状がある時は、無理をせずお気軽にご相談ください。
治療途中は不安になることもありますが、少しずつ理想的な歯並び・かみ合わせへ近づいています。
一緒に頑張っていきましょう。