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受け口の早期治療に必須?上顎前方牽引装置(フェイシャルマスク)とは|山梨県韮崎市の矯正歯科|マウスピース矯正対応|ニッコリ矯正歯科クリニック

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受け口の早期治療に必須?上顎前方牽引装置(フェイシャルマスク)とは

             
上顎前方牽引装置(フェイシャルマスク:Facial Mask)は、成長期の子どもに用いる矯正装置で、上顎の成長を前方へ促すための治療装置です。
特に、受け口(下顎前突・反対咬合)の原因が「上顎の成長不足」にある場合に大きな効果を発揮します。

       上顎前方牽引装置 上顎前方牽引装置全貌

骨格の成長を利用して治療できるのは 成長期という限られた時期だけ
そのため、早期に診断して治療を開始することで、将来的な外科的矯正治療(手術)のリスクを下げられる可能性があります。


FMが必要になるケース

主に次のような場合に使用されます。

  • 上顎の成長が弱い(劣成長)

  • 横顔で上顎が引っ込んで見える

  • 受け口(反対咬合)

  • 永久歯が正常に並ぶスペースが不足している

     

顎の骨の成長には個人差がありますが、一般的に 小学校低学年〜高学年の時期が最も効果が出やすいタイミングです。


上顎前方牽引装置(FM)の仕組み

FMは、顔の外側に装着する大きめのマスク状の装置で、口の中に取り付ける急速拡大装置や牽引用のフックとゴムの力を利用し、上顎を前方へ引っ張る力を持続的に加える仕組みになっています。

その結果、

  • 上顎の前方成長を促す

  • 噛み合わせの改善を助ける

  • 顔貌(横顔)のバランスが整う

といった効果が期待できます。


装着時間と治療の効果

FMは 1日10〜12時間程度の装着が理想です。
特に、寝ている間の時間を活用することで、日中の負担を減らすことができます。

装着時間が長いほど治療効果が安定し、反対に短いと効果が十分に発揮されません。
治療成功のためには、お子さま本人の協力とご家族のサポートがとても重要です。


治療期間の目安

上顎前方牽引装置の装着期間は一般的に 1〜2年程度
成長の状態や咬み合わせの変化を見ながら、上顎の前方成長が安定した時点で使用を終了します。

その後も、成長とともに噛み合わせが戻らないように、保定や追加治療を行う場合があります。


FM治療のメリット

  • 成長期にしかできない骨格改善が可能

  • 手術が必要となる可能性を下げることができる

  • 顔のバランス(Eライン)改善が期待できる

  • 下顎の過度な成長を抑える効果がある場合も

         下顎前突 上顎前方牽引装置使用 

          FM使用  FM使用後の口腔内

特に、見た目の変化が分かりやすく、保護者の方からも「早めに治療して良かった」という声が多い治療方法です。


気をつけたい点・デメリット

  • 顔の外側につけるため 見た目の抵抗がある

  • 長時間装着しないと効果が出にくい

  • ゴムの交換や管理に手間がかかる

  • 装置の圧力で頬に跡がつくことがある

ただし、ほとんどのお子さまは慣れてしまうことが多く、夜中心に使用することで日常生活への影響も最小限にできます。

よくあるQ&A

Q1. 上顎前方牽引装置とは何ですか?
A. 成長期に上顎の前方成長を促すための矯正装置で、上顎が劣成長による「受け口(反対咬合)」の改善に使用します。

Q2. どのくらいの年齢から始めるのが適していますか?
A. 一般的に 6〜10歳頃の成長が活発な時期が効果的です。成長が進むほど効果が出にくくなります

Q3. 1日の使用時間はどれくらい必要ですか?
A. 効果を出すためには 1日10〜12時間以上の使用が理想です。就寝時を中心に使うご家庭が多いです。

Q4. 装置をつけると痛いですか?
A. 装置をかけた直後に軽い引っ張られる感覚があることがありますが、通常は数日で慣れます。強い痛みが続く場合はご相談ください。

Q5. 食事や学校では外しても大丈夫?
A. はい、学校や運動、食事のときは外して構いません。家庭での使用時間をしっかり確保することが大切です

Q6. どれくらいの期間つける必要がありますか?
A. 成長時期や症状によりますが、一般的には 1年~2年程度が目安です。継続時間と装置の使い方が結果に大きく関わります。

Q7. 毎日の調整や通院は必要ですか?
A. ゴムの交換などの簡単な調整を自宅で行います。通院は通常1〜2ヶ月に1回です。

Q8. 本当に受け口が治りますか?
A. 成長期に適切に使用することで改善が期待できます。ただし、使う時間が不足していたり、成長のパターンによっては大人の矯正治療が必要になることがあります

Q9. 毎日つけていると肌荒れしてしまいますがどうしたらいいですか?
A. 顎や額に装置が触れるため、汗蒸れにより肌荒れが起きてしまうことがあります。装置を洗うことができないため、肌に当たる部分にガーゼを巻いて使用すると清潔に使用できます。

Q10. 目立つ装置が心配ですが大丈夫でしょうか?
A. 自宅での使用が中心なので外でつける必要はありません。負担を少なく続けられるようサポートします。


まとめ

上顎の成長は思っている以上に早く、適した時期を逃すとFM単独では効果が出にくくなることがあります。
そのため、反対咬合が疑われる場合は早めの相談がおすすめです。

矯正治療はお子さまの将来の噛み合わせや顔立ちに大きく関わるため、正確な診断と適切なタイミングでの治療開始がとても重要です。