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外科的矯正治療後の経過と通院の流れについて

外科的矯正治療(外科矯正)は、歯の矯正だけでは改善が難しい“あごの位置やバランス”を整えるために行う治療です。
オペ後はあごの形やかみ合わせが大きく変化するため、回復の経過や通院のペースも一般的な矯正とは少し異なります。

今回は、オペ後にどのような症状が出るのか、どのくらいの頻度で通院が必要なのか、そしてオペ後の「ゴムかけ」についてもご説明します。

 


■ オペ後の主な症状


手術直後は、体が回復しようとする過程でさまざまな反応が起こります。

① 腫れ

手術の翌日から2〜3日にかけて顔が大きく腫れます。
腫れのピークは手術後3日ほどで、その後1〜2週間かけて徐々に引いていきます。
完全に落ち着くまでには1か月ほどかかる場合もあります。

② 痛み・しびれ

手術部位の痛みは鎮痛剤でコントロールできる程度がほとんどです。
唇や頬にしびれを感じることもありますが、神経の回復とともに徐々に改善します。
個人差がありますが、神経の回復にかなり時間がかかることもあります。

③ 口の開けづらさ

術後、しばらくは口を大きく開けることが難しくなります。
焦らず、指導された範囲で少しずつ開口練習を行いましょう。

④ 食事の制限

手術直後はあごに負担をかけないため、やわらかい食事が中心です。
おかゆやスープなどから始め、1〜2週間かけて普通の食事に戻していきます。


■ オペ後の通院スケジュール


外科的矯正治療では、外科手術と矯正治療を連携して行うため、オペ後も矯正医による細かな調整が続きます。

① 手術直後〜1か月


入院期間はおよそ1~2週間前後。

退院直後、腫れや傷の回復状態、かみ合わせの状態などを確認する為、一度来院していただきます。
術後のかみ合わせを安定させるために、ご自身でのゴムかけが必要不可欠になるため、当院にて練習を行います。
手術後はあごが元の状態に戻ろうとする力が働くため、上下の歯に小さなゴムをかけて、正しい噛み合わせに誘導していきます。
最初はお口が開けにくいため、ゴムかけに少し苦戦することもありますが、続けて使用することでかみ合わせが整っていきます。

     顎間ゴム  顎間ゴム

術後の通院頻度は2週間に1回程度です。
腫れや傷の回復状態、口の開き具合やかみ合わせなどをチェックします。
この時期はまだ装置の調整を行わず、ゴムかけを重視します。

② 手術後1〜3か月

腫れが落ち着き、体調が安定してくると、再び矯正装置の調整を再開します。

③ 手術後3か月以降〜保定まで

かみ合わせが安定してくると、通院間隔は1か月に1回程度になります。


矯正装置を外した後は、歯が元に戻らないよう「保定装置(リテーナー)」を装着します。
保定期間も半年〜1年ごとの定期チェックを行い、安定した咬合を維持していきます。


■ 回復をスムーズにするためのポイント

  • 無理をせず安静に過ごす
     手術後1〜2週間は回復を最優先に。
     睡眠と栄養をしっかり取ることが大切です。
     当院では、管理栄養士による栄養指導やサプリメントのご提案も行なっています。

  • お口を清潔に保つ
     術後、お口が開けにくく歯ブラシが難しければ、うがい薬や水での洗口をこまめに行い、感染を防ぎましょう。
     可能な限り、先が細いタフトブラシなどで汚れをかきだすようにしながら歯磨きができるといいと思います。
     

  • ゴムかけを継続する
     指示通りにゴムを使用することで、あごの位置や噛み合わせが安定しやすくなります。
     外している時間が長いと治療が長引くこともあるため、根気よく続けることが大切です。

    よくある質問(Q&A)

    Q1. 手術後の腫れはどれくらい続きますか?

    A. 腫れのピークは手術後3〜4日で、1〜2週間ほどで落ち着いてきます。完全に引くまでには数ヶ月かかる場合もありますが、日常生活に大きな支障はありません。


    Q2. 退院後の通院はどのくらいの頻度で必要ですか?

    A. 退院直後は2週間ペースでの比較的短い間隔で診察があります。その後は矯正治療の進行に合わせて1ヶ月に1回程度が目安です。


    Q3. 手術後はワイヤーやゴムかけは必要ですか?

    A. はい。噛み合わせを安定させるために、手術後もワイヤー調整やゴムかけが必要になります。特にゴムかけは治療結果に大きく影響するため、指示通りの使用が大切です。


    Q4. 食事はいつから普通に食べられますか?

    A. しばらくは流動食・やわらかい食事が中心です。2〜4週間ほどで徐々に普通の食事に近づきますが、強く噛むものはもう少し様子を見てください。


    Q5. 痛みはどれくらい続きますか?

    A. 手術後数日は痛みや違和感がありますが、痛み止めでコントロールできます。1〜2週間ほどで大きな痛みは落ち着きます。


    Q6. どのくらいで最終的な噛み合わせが安定しますか?

    A. 個人差はありますが、骨の回復とともに数ヶ月〜半年ほどで安定してきます。ワイヤー調整とゴムかけが非常に重要です。


    Q7. 手術後の顔の変化が気になります……元に戻ることはありますか?

    A. むくみが引く過程で見た目が少し変わっていきますが、骨の位置が大きく戻ることはありません。噛み合わせの安定が長期的な見た目にも影響します。


    Q8. 手術後に気をつける生活上の注意はありますか?

    A. 長時間の入浴・激しい運動・飲酒などはしばらく控えてください。また、強く噛む食事や大きく口を開ける動作も初期は避けましょう。


    Q9. 矯正治療全体としては、手術後どれくらいで治療終了になりますか?

    A. 手術後も仕上げの矯正(仕上げのワイヤー調整)が必要で、通常6ヶ月〜1年ほど続きます。最終的には保定装置を使って噛み合わせを安定させます。



■ まとめ


外科的矯正治療のオペ後は、腫れやしびれ、食事制限などが一時的にありますが、時間とともに落ち着いていきます。
回復が進むと、かみ合わせを整えるために「ゴムかけ」が始まります。
これはオペ後の仕上げとしてとても重要な工程です。

矯正医と外科医が連携しながら、あごのバランスや噛み合わせを丁寧に整えていきます。
不安なことがあれば、遠慮せずに相談してください。
焦らず、一歩ずつ回復を重ねていくことで、自然で美しい笑顔へとつながっていきます。